hid void_nemo 抹消計画
複数のアバター≒アカウント≒個人という形態がインターネットコミュニティで成立可能か、という仮説実証のためのvoid_nemoは、それがパブリックなクリエイティブの発表とクローズドな個人のつぶやきの混合物であることもあって難しい方法だと結論づけた。
本来1年間の調査のためのアカウントだったが、私の感情的な行動(強引かつ無計画な友達作り)が後押しして想定以上に複雑でありながらそれぞれのコミュニティと関わることもできる状態になっていたため、音楽をしっかり始めるまで延長戦状態だった。(音楽を始めたらこんなお金にもならないし時間もかかることしてる暇ないですからね)
結果
私がこのvoid_nemoを使って行ってみたかった各種の成果は以下の通り。5段階評価。
独立した個人集団としてのvoid_nemo 0
本実験の最大目標。
可能な範囲で最大の努力をしてみたものの、システムに対する意識(1アカウントが1個人と密接であるという意識)の前で同じフォーマットのシステムを使って代用はできなかった。
混乱の中で共同垢であると認識している人は居たが、期待した影響ではない(混乱はよくないので)
それぞれのキャラクターとしてではなく、"void_nemo"による乱立した創作物・発言の羅列になった。
裏IDを共通にして、表に出すときに作家名をいちいち書くことができるSNSを作り、それが覇権を取るまでは不可能と判断した。Vtuber事務所のYoutubeチャンネルのような環境をTwitterでできるようになったら可能になる。
バーチャルアバターとしてのvoid_nemo 3
準備が足りず、VRCアバターとして一部アバター(ここでは性格(ペルソナ)を廃した"ガワ"のこと)の成功に留まる。
技術的には可能(リアルタイム配信、VRCコミュニケーション、動画コンテンツ制作)だった。
DTM鯖での配信に関しては100%成功だったと思うが、Youtube主体の実際のVTuberはもうやることはないと思う。
性格の統一目的のvoid_nemo -
治療目的も兼ねていたが、これに関しては必要なさそうに思えるようになった。(というか、治療を薬に変更した)
もしくはideoaves直下にもう一つアカウントを置くことで成立し得る。
hazuqu, olime_sianのツイート数を増やして解決が可能だった。
架空のvoid_nemo 4
これは意図したとおりに機能した。ただし、私の怠惰で作品が制作できなかった。
もし漫画であればolime_sianで、映像作品であればhazuquで代用可能。
以上から結果は失敗と判断した。
考察と解決策
インターネットに蓄積する情報としてペルソナを定めるとき、そのペルソナはその情報のみでは成立せず、
その情報に対する反応によって初めて成り立つ。
さらにいえば、その情報に対して反応しない人がいることでペルソナが限定される。
つまり、Twitter上におけるペルソナ≒キャラクターは、そのアカウントをフォローしていない≒アカウントに反応しない人によって担保される。
今後
今後随時void_nemoの縮小にかかるが、コミュニティをはじめ存続させたいものがいくつかあるので、普段のようにインターネット自殺はしない方針でいくつもり。
以下は他の2つとは関連のないコミュニティの羅列。
架空世界・人工言語付近の界隈
移転先が見つからない。デザイン的にはhazuqu、ツール的にはolime_sian。二人で共同のタグを使うのもアリ。
そもそも続けるべきなのか怪しい(人工言語・架空世界創作が、表現手法としてまだ一般化していないため。)。
強いていえばサイトの隠しページ的な位置づけにして、時々「そういえばこんなものも作ってます」とツイートする程度で良いかも。
VRC
結局映像表現の方にシフトしてしまったし、hazuquの名前を出してしまったのでhazuqu傘下に置いていいと思う。
裏垢
裏垢機能は良かったと思う。void_nemoのアカウントそのものは存在したまま裏垢にしようと思っている。
以下は得られた成果の羅列。
キャラクター
架空のvoid_nemoとしての成果は上々なので残したい。
普通に一次創作キャラとして表に出すよりも遥かに認知されたと思うし、これまでのどの創作よりも幅広い媒体で制作できた。
具体的なデータとしては、webサイト以外のすべてのコンテンツは存続及び移動する予定。
もし音楽を発表するときがあれば、彼らのバンドの曲として出したい